1983-11-02 第100回国会 衆議院 文教委員会 第3号
○向坊参考人 ただいまの御質問、私はこういった問題は余り専門的に深く考えたことはございませんので十分なお答えはできませんが、大事なのは、学術会議の候補者を選ぶに当たって学者の自主性の保障ということは非常に大事なことだと思っております。したがって、どこかの段階で公選が行われるという制度が選出の過程に含まれていることがどうも大事なように思っております。全員を公選すべきかどうかということは私にはよくわかりませんが
○向坊参考人 ただいまの御質問、私はこういった問題は余り専門的に深く考えたことはございませんので十分なお答えはできませんが、大事なのは、学術会議の候補者を選ぶに当たって学者の自主性の保障ということは非常に大事なことだと思っております。したがって、どこかの段階で公選が行われるという制度が選出の過程に含まれていることがどうも大事なように思っております。全員を公選すべきかどうかということは私にはよくわかりませんが
○向坊参考人 ただいまの御質問、私自身にかかわりますのでまことにお答えしにくいわけでございますが、私が選挙に出ましたのは、日本化学会という学会では候補者の推薦を学会内の投票でやっておりまして、その投票の結果、私に出るようにということがありましたので候補に出たわけでございまして、こう言っては悪いのですけれども、私自身が出たかったわけではございませんで、落選したのは私の不徳のいたすところでございまして、
○向坊参考人 向坊でございます。 私は、お二人の話にも出ました総理府の吉識委員会と呼ばれていました委員会のメンバーをしておりましたので、お呼び出しにあずかったものと存じます。 私は、学術会議会員をしたこともございませんので、内部のことをそうよく存じませんし、また吉識委員会が非常にすっきりした一つの答申を出したものではないものでございますから、はなはだ歯切れの悪い御説明を申し上げることになると思いますが
○参考人(向坊隆君) 研究室の中での指導に直接関係しているとは必ずしも言えませんけれども、その先輩方の学術会議における行為なり言動なりがやはり若い人たちには敏感に響くと思うんですね。そういうことも影響していると思うんです。自分らに関心のないことばかり議論しているというような感覚を持っているということはあると思います。
○参考人(向坊隆君) 私は、先ほど若い人たちのことを申しましたのは、最近の事実を申し上げたわけでございまして、その理由は、ただいま岡倉先生のおっしゃったような、若い人たちが自分の業績に関係のないことには関心を持たないということもあるかと思いますが、やはり学術会議のイメージが若い人にはアトラクチブでないという点もあるし、それから、私の若いころには学術会議の会員になっている先輩に依頼されまして、委員としていろいろなことをやらされたわけです
○参考人(向坊隆君) 向坊でございます。 私は、総理府でおつくりになりました日本学術会議に関する懇談会の委員をしておりましたので本日お呼びがあったものと承知しております。私は座長でもございませんし、またこの懇談会は御承知のように一つのはっきりした結論を打ち出したわけでもございませんので、懇談会での議論のごく概要は申し上げますが、本日私の申し上げますことは、まあ一学識経験者の意見と、そういうふうにお
○向坊説明員 いろいろ御心配をかけまして申しわけございません。 先ほども申し上げましたように、東京大学といたしましては全力を挙げて正常化の努力をしておりまして、病院長及びその精神科の担当教授等とも私しばしば会いまして進行状況を聞きながら努力を進めておりますので、どうか私どもの努力を見守っていただきたいと存じます。 先ほど申し上げました招聘教授はリンという方でございまして、世界精神科学会の副会長をしておられる
○向坊説明員 文学部で火災事件など起こしまして社会、国家に大変御迷惑をかけてまことに申しわけないと思っております。また、病院の精神神経科の問題につきまして会計検査院から措置の要求を受け、また国会でもいろいろ御心配いただいておることについてもまことに申しわけないと思っております。 文学部の学生の処分問題でございますが、これは文学部を中心にいたしまして全学的に評議会で慎重に検討いたしました結果ああいう
○参考人(向坊隆君) お答えいたさせていただきます。 文学部での事件、特に火災を起こしましたことにつきまして、まことに国家、社会に対して申しわけないと存じておりまして、私ども重大な責任を感じておる次第でございます。 ただいま秦野委員から御指摘の点につきましては、まことに社会からごらんになりますと、大学というところは何をしておるんだろうという御批判があるのは十分了解できるところでございますが、今回
○向坊参考人 大変むずかしい御質問でございまして、簡単にお答えできるかどうかわかりませんですけれども、御指摘のとおり、大学というところはもう自由な研究が行われなければならない、これは言うまでもないことでございます。だれもそれを疑う者はおりません。しかし、あの人たち、立て看を出している人たちが、大学で自由な研究が行われること自体に反対しているとは私は思っておらないわけ、です。それは結局は、おっしゃるとおり
○向坊参考人 ただいまの御質問に対してお答えいたしたいと存じます。 先日、国会からわざわざ調査団がおいでいただきましたのに、所期の目的を達せられないでお帰りになった、まことに申しわけないと思っておりますが、調査団がおいでになります前に、私から文部省あるいは国会の事務局を通じて一応申し上げたわけですが、おいでになって中へ入ろうとされた場合に乱暴が行われるようなことは決してありません、それは大学として
○向坊参考人 ただいまの津島先生の御質問に拝答させていただきます。 国有財産であります病院の一部でありますところの精神神経科病棟の管理並びにそこにおきまする教育、研究が長い間異常な状態にありますということにつきましては、私どもとしてまことに申しわけないと存じております。 特に、国会の先生方のお忙しいところ、お時間を割いて御検討いただきましたり、また文部省にもいろいろ御迷惑をかけたりしていること、
○向坊参考人 東京大学の工学部工業化学科におります向坊でございます。私、法律には全くしろうとでございますし、あるいは見当違いのことを申し上げるかもしれませんが、御了承願いたいと思います。 有澤先生をはじめ、いろいろな参考人の方からいろいろ詳しい御意見がございましたので、私はごく簡単にこの法律について感じましたことを申し上げてみたいと思います。 発電所とその地域の開発という関連につきましては、昔といまと
○向坊参考人 だたいまの点につきまして私が感じていることを申し上げますと、まあ動力炉の開発ということはたいへんでございますので、国の総力を結集しなければいけないのじゃないか、閥のようなものをつくって対立した意見を出しているようではものにはならないのではないかとおっしゃる御意見は、まことにごもっともだと思うのでございますが、日本が原子力開発を始めた時分に、すぐ五つくらいのグループが産業界にできまして、
○向坊参考人 ただいまの点につきまして、率直に申し上げたいと存じます。 最近まで、原子力研究所が基礎から応用に至るまでの非常に広範な分野を全部一手に引き受けて、一生懸命やってこられたのでございますが、最近のような段階まで遊んでまいりますと、何でもかんでもあそこでやるということはなかなかむずかしいと思われます。したがって、最近もう少し問題をしぼろうという意味で、それを動力炉開発のほうに向けようとしておられるのも
○向坊参考人 御紹介いただきました向坊でございます。 この前、こちらの委員会で参考人として意見を述べさせていただきましたので、私としてはもう申し上げることが実はないわけでございますが、この前申し上げたことの中で若干、もう少し詳しく意見を述べさせていただきたいと存じます。 まず第一は、この前も申し上げたことでございますが、原子力開発の意義を二つ掲げて進むべきではないかという考え方でございます。二つと
○向坊参考人 その点につきましては、全く同感でありまして、世界一流というのはどうかとも思いますけれども、ともかく相当りっぱな施設が整っておりまして、ひがみ根性かもしれませんが、大学の施設なんかに比べますと比較にならぬほどりっぱな施設が整っておりまして、大いに活用する義務はあるというふうに感じる次第でございます。
○向坊参考人 材料試験炉につきましては、研究者の間でもいろいろな議論がありまして、あれがきまります時分の原研の主任会にも私出ておりましたのですが、いろいろな意見がありまして、私などは炉の設計の専門でございませんので、なかなかどれが一番正しい議論であるかということはちょっと判断ができなかったのでございますが、そのときの議論は、一つの議論は、私の記憶によりますと、ともかく日本で動力炉を国産していくという
○向坊参考人 向坊でございます。 私は、大学におりますものの立場から、簡単に意見を述べさせていただきます。 まず最初に、私は、原子力の平和利用を国として非常に大きな金を使ってやっていくということに対する意義について、ちょっと申し上げたいと思うのでございます。 先ほど有澤先生のおっしゃいましたように、わが国の将来のエネルギー問題を解決する非常に重要な分野として原子力の開発をやっていくということには
○向坊参考人 第三の点につきまして、ちょっと私の意見を申し上げたいと思います。わが国におきましても、原子力の開発上、たとえば燃料は、少なくも当分の間は外国からの輸入しかないわけでございますが、その場合に、政府がどうしても責任をとらなければならないということが一つございます。それからもう一つは、原子力をやる以上、原子力から起こり得べき災害から国民を守らなければならないという、これは政府に一つの責任があると
○向坊参考人 私は、経済界のことにつきまして批判する資格はないと思うのでありますが、大学におります人間の、しろうと的な意見としてお聞き取り願いたいと思うのであります。幾つかのグループがありまして激しく競争しておるという形自身は、そういう激しい競争から進歩が能率的に生まれてくるという意味で、私はけっこうではないかと思うのでありますが、グループの数が多過ぎるということは言えるのではないか。そうして先ほど
○向坊参考人 向坊でございます。本日は、原子力に関する研究の長期計画と取り扱いの安全性の問題について意見を述べるようにという御連絡をいただいて参った次第でございますが、安全性の方の問題につきましては、あとで大塚さんから御意見があると思いますので、私の方は主として長期計画に関する問題について意見を述べさせていただきたいと存じます。 学術会議におきましても、御承知のように、本年の一月より数回にわたって
○向坊参考人 私も、正確な記憶ではございませんが、平和目的に使うということのほかに、三原則があったのではないかと思います。自主、民主、公開……。
○向坊参考人 お答えいたします。私は、生物学的に、そういう安全基準量がどの程度でなければならないということの専門家でございませんので、そういうつもりでお聞き取り願いたいと思います。わが国と外国とは相当事情が違います点がいろいろあると思うのでございますが、非常に大きな違いといたしまして、人口密度と、それから土地が絶対的に狭いということと、二つあるわけでございまして、土地が絶対的に狭いということと人口密度
○向坊参考人 向坊でございます。ただいま御紹介いただきました通り、東京大学の工学部におりまして、応用化学教室と原子力工学教室とを兼務いたしております。 このたびお呼び出しを受けましたが、どういうことでお呼び出しを受けましたかわかりませんで、本日参りまして初めてわかりまして、はなはだうかつなわけでございますが、まだ通知状も届いておりませんような次第でございます。伺いましたところが、先日、学術会議の報告会